碧空1881 nautilus422(都にかかった呪術)
1881 nautilus422(都にかかった呪術)
百年に一度姿を現わす都が幻であるのは、その基盤であはるはずの所有が奇妙な振る舞いだからである。
賣り渡すということは、贖うものが魂を譲り渡しているというのに、それが(そのことを知らないことが)、頓馬ニモ、贖うことなのである。それは実は取り戻している作業なのだから、何らかの媒体と引き替えに償うというのも変なもので、しかしまるでそれは、知らぬ間に遠避けて預けておいた隔離を解除して身近に引き寄せる手続きや儀式が、意味や価値が幻ではなく本当にあるかのようにする、というふうなのだ。
だから、突然の光が差して、なんだか自分のものである気がするとか、知らぬ間に盗まれている!と覚醒するのは、都にかかった呪術が解けるのである。


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