碧空1899 nautilus440(「LITTLE NURSE」、プラナリア)
1899 nautilus440(「LITTLE NURSE」、プラナリア)
三人称は、見られないものを見えるようにする器官の延長(鏡や顕微鏡、望遠鏡や潜望鏡、X線透視やタイム・スリップ、生殖)である。妥当要求に応じて物語の話法の変脱は告白、伝聞、推理、精神分析と展開して系統発生の如く、隠語の変脱も神託、魔法、腹話術、恐喝、精神分析と展開して系統発生の如くである。
plotの展開は問が解となって跳躍、解が問に反転する連鎖であるから、発端はまるでプラナリアの頭部と尾部に割り当てられたかのような問と解が切断され、しかし失われたはずの記憶は尾部に再発して部分が全体に変脱する。しかし、この記憶の再発は失われた記憶の再生であるかどうかは疑わしく、単に「私」の再発のために「私」は失われるのである。
つまり、プラナリアとは、「LITTLE NURSE」の不可視の再発(部分と全体の中間)を、生殖と呼ばれる器官の延長を通して見られるようにするのであるが、発端から既視感(鏡像と鏡の中間)なのである。


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