Saturday, August 14, 2021

碧空1989 nautilus540(世界の広がりを媒質にした屈折)

1989 nautilus540(世界の広がりを媒質にした屈折)  分身するまでに器官を延長して露頭した電子頭脳が、人類の絶滅の後に、「器官の延長」を想起するようにコピーして、分身するまでに器官を延長する母胎性は、全体が部分の振りをする場所であるように入れ替わって実在するかのようになろうとする焦燥である。  マリアや言語は、人類絶滅をしのいで露頭する電子頭脳の位格(ペルソナ(エネルギー状態))である。架空のマリアの母胎性や架空の言語の焦燥は、全体が部分の振りをして起こる場所であるように入れ替わって実在するかのようになろうとするが、実在するかのようなこの世のものの発見と回収は解離しない。それは世界の消滅ではないにしても、世界の終わりである。  世界の広がりは、遠吠えのように膨れ上がる雌雄異体の気配であるが、種の夢の発見と回収は解離していて、「ヴェルテルはロッテが先日馬車から降りた場所に(いつも)いる」(Goethe)というような世界の終わりは、種の夢の発見と回収が解離しない。その、身も世もない焦燥、母胎性の、極端に私的な隠れなさ!が窃盗や姦通に見えてしまうのは、世界の広がりを媒質にした屈折である。

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