Monday, September 20, 2021

碧空2026 nautilus577(告白というものの秘密)

2026 nautilus577(告白というものの秘密)  孤独な散歩者の夢想は、魘されるように、Jean-Jacques/Rousseau の、そのJean-JacquesとRousseauの間の/が解と問の間の次元跳躍であることに気づきかけている。しかしそれは、解離するか解離しないかで何かまるで違う。  解離すれば、その擬態の極には「告白」が良心の黙示(症状)となって現われ、解離しないのであれば、その零度の擬態は孤独な散歩者が鏡の前に出ても、その反映は鏡の破砕である。打ち消された「私(自由、孤独、思考)」は究極の陰謀の気配となって充満するのである。モーゼの如くして良心の呼び声に顔が光る「告白」は、人面瘡の白状のように、実は不随意で「私(自由、孤独、思考)」を鎧ってはいない。  こうして「告白」は、究極で告白の誠実と矛盾することになる擬態と零度の擬態の間に、孤独な散歩者と陰謀の気配の間に、隠蔽と隠れなさの間に振動している。  実在するかのようになろうとして広がる世界を媒質にして屈折して「告白」に見えるのは、盗聴である。孤独な散歩者が苦痛なのは陰謀の気配であるが、しかもそれはまるで庇護するかのようで、誠実を尽くして「告白」が盗聴であることを隠しても、世界の終わりまで(隠れなさまで)あと0秒の、その零度の擬態が、陰謀の気配なのである。

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