Thursday, September 30, 2021

碧空2036 nautilus587(幸福と空腹の図式)

2036 nautilus587(幸福と空腹の図式)  究極の奴隷状態は、朝の光と大きな顔と呼ぶ声を代表する母なるものが荒野となって姿を晦まし、通りかかる旅人を翼で扇いで眠気を送るDracula や牝のSphinxのように重低音でオマエハ誰ダ!と謎掛けて、脅かすが庇護もする。  旅人が輪郭を獲得するが透明になってしまう、まるでタイム・スリップするような、しかし傍からは何も起こっているようには見えない衝撃に、過冷却状態の現在は旅人がもう一歩も先へ進めないような断崖まで一気に凍結し渡って、従って旅人は打ち寄せては返す敷浪を歩いて渡って絶対の隣人を尋ねる。旅人の究極の硬直状態(隠れなさ)は、龍の如き重低音の気配に思わずオマエハ誰ダ!と口走ってしまう。  こうした独白的対話は、幸福と空腹の図式である。Jean-Jacques/Rousseauは母を尋ねる旅を満たす偶然の解であるし、陰謀の気配は絶対の隣人を満たす。

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