碧空2042 nautilus593(焦燥!も同然の隠れなさ)
2042 nautilus593(焦燥!も同然の隠れなさ)
「私」ノ擬態は防衛であるが、究極の防衛は空腹である。遠吠えるような世界の広がりが旅愁であるのは、究極の防衛なのである。それにしても、「私」ノ擬態は何をかくまって鎧われるのか。
究極の空腹は暴かれなさに見える。暴かれなさが隠すのは、あるいは、暴かれなさに打ち消されて潜伏するのは隠れなさであるから、「私」ノ擬態は世界の終わりを何処よりも近くに隠匿するのである。しかし、後れて来る「私」の遠近法がどんなに精緻を極めても、世界の終わりを暴くことは起こらない。
そもそも、世界の終わりは場所を占めないし、いかなる到達でもなく、焦燥!も同然の隠れなさなであるし、その、nowhere-to-hide-nessの暗喩に、打ち寄せては返す陰謀の気配は属する。


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