Thursday, October 28, 2021

碧空2064 nautilus615(薄気味悪い覚醒)

2064 nautilus615(薄気味悪い覚醒)  「私」の死が「私」ノ反復に先立つ如く迫るのも、EROSがVenus の姦通に先立って迫るのも、i am 「there are none」の註釈、敷衍である。  つまり、「私」の最終状態は、「私」まで(あるいは記憶喪失まで)あと0秒の、その0の膨張、すなわち場所である。それは、場所となって潜伏し、後れて来る「私」、後れて来る場所となって包囲するが、三つの気配(誰デモナイ!誰モイナイ!誰カガイル!)の区別がおかされて薄気味悪く迫る。それが、「私」の死が「私」ノ反復に先立つ如く迫る、あるいはEROSがVenus の姦通に先立って迫る発見、あるいは「私」の最終状態が雌雄異体の気配の広がりとなって先立つ覚醒である。  それは、いつまでも「私」にならない「私」の、いつまでも種にならない種の、1=0.9・・・ の、そうした裂目の、薄気味悪い覚醒である。

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