碧空2079 nautilus630(時間の崩壊を孕む)
2079 nautilus630(時間の崩壊を孕む)
過ぎるとはいつまでも過ぎないことであるが、それ以上にしてそれ以下であるような、この過ちを、とり返しのつかなさを、詫びるように名前がつく。1、あるいは時間である。
1が起こるには場所がかかる。しかし、時間は起こるのではない。1が真実であるかのようにあざむくのである。
真実はいつまでも真実にならない、それ以上にしてそれ以下であるような真実が起こるには場所がかかる。しかし、時間は、真実が起こるかのようにあざむくのである。
それは、EROSがVenus の姦通から生まれるかのようにあざむく、咆哮するような雌雄異体の遠近法である。EROSは(その一つの解として)Venus の姦通となって姿を現わすために姿を隠す衝動であって、真に迫ろうとして1(EROSの誕生)まであと0秒の、その0の膨張は、1の暴かれなさに出てしまうが、しかも(EROSが母を尋ねて)隠れなさに出てしまう、矛盾した彷徨を孕んでいる。つまり、時間は、遠近法が寂漠(遠近法の崩壊)を孕む如く、時間の崩壊を孕んでいる。


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