Tuesday, November 23, 2021

碧空2090 nautilus641(夢の起原、夢ノ自然)

2090 nautilus641(夢の起原、夢ノ自然)  遠近法の崩壊は、後れて来る「私」と途中までしかやって来ない「私」の中間に被曝して落下するのである。それは、浅いが深々と水溜まりに沈んだ青い空におそるおそる踏み込む目眩や、ニルスがガンに乗って小さく小さく縮小すると同時に大きく大きく拡大する眩暈を惹起する俯瞰とは何か違って、遠近法にノイズがかかるのではなく、大気を寂漠にする。それは、そこにいてそこにいない(ゴーストがかかる)瞬間移動まであと0秒の、その0の膨張である。  受胎告知にマリアが体をひらくように、マグダラのマリアは復活に体をひらく。この、償うようにコピーする反復は、「Venus の姦通に先立つEROS」がJesus Christを襲って反復する如くであるが、この、後れて来るものが先立つ!遠近法の崩壊が、夢の起原である。夢ノ良心は、自ら禁止したものになる。「私」は、発見された「私」(鏡像)の場所(鏡)であって、ゴーストがかかっていつまでも「私」にならない神話的懲罰であるが、それが、夢ノ自然である。

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