碧空2111 nautilus662(罪深さの感染)
2111 nautilus662(罪深さの感染)
釘づけの磔刑の十字は父と子が気味悪いほど瓜二つであるが、この、種が地で個を演ずる混合種は罪深さである。罪深さは現実を疑いもするが、現実味を添える影となって魘されるようにまつわりつきもする。
罪深さが現実を疑うのは、世界の広がりが自らを疑うのである。罪深さは、世界の広がりに面して、世界の広がりに影の如く現実味を添えるはずの(影の如き)世界の終わりがとっくにそこに浮かんでいて、現実味を奪われてあさましがることになる。
通り魔に逢ってあさましがる罪深さの感染は、極端に私的なのに無差別な混合種の感染である。通り魔に逢うことは、その通り魔が空飛ぶ円盤に吸い上げられて頭に何か微細な通信器を埋め込まれ、そして送り返されて操られる、といったことなのである。
「長靴を穿いた猫」は変幻自在の魔法使いと気味悪いほど瓜二つの(夢の如き)混合種であるから、この自食の罪深さの気配は魘されるように感染するが、その、魔法使いに逢う罪深さの感染は、釘づけの磔刑の十字に逢う感染の如く、不条理(absurdity )を穿いている。


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