碧空2160 nautilus711(痙攣的告白と愚鈍)
2160 nautilus711(痙攣的告白と愚鈍)
鶴女房の機織る音に誘惑されて、その正体が異類であることを「私」が思いがけなくも何カ愚鈍ニ!発見するのは、「私」が混合種(半個種の暗喩)であることの痙攣的表現(鶴女房を通した告白)であると同時に混合種であることは鶴女房に任せてしまうのである。
それが、何カ愚鈍ニ!といった感じなのであるが、これは、昭和天皇が迫ることの、機制の秘密である。半個種が迫ることは、通り魔に逢うような戦慄であるが、その痙攣的表現はしかも誰もが半個種であることを何カ愚鈍ニ!昭和天皇に委託してしまう。最後の一羽であることを忘れていられる日常が広がるのである。
山幸彦は、覗いてはならない産屋の、産褥についた妻が魚族の姿をしているのを思いがけなくも何カ愚鈍ニ!発見する。この、山幸彦が自ら半個種であることの痙攣的告白は、同時に、半個種であることを何カ愚鈍ニ!妻に任せてしまう。昭和天皇は、この、山幸彦の痙攣的告白と愚鈍を償うように(しかも反転的に)コピーして継承するのである。本当の姿を覗かれてはならないのは、昭和天皇である。


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