碧空2217 nautilus768(罪の表現の夢想)
2217 nautilus768(罪の表現の夢想)
後れて来る身体が何かを思い出そうとするように(償うように)思わず振り返る。それは、ゴーストを脱け出していない焦燥である。「誰もいない部屋を呑み込んだ鏡」は、この焦燥の暗喩である。
羊水に浮かんでピラピラ岐れる指の欠如や過剰や二重性といった奇形となって姿を現す、あるいは痣におかされた肌となって転写される、といった罪の表現の夢想のように、後れて来る身体が何か二重に起き上がって来るというふうだ。


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