碧空2220 nautilus771(中間が迫る、中間に迫る)
2220 nautilus771(中間が迫る、中間に迫る)
「(誰もいない部屋を呑み込んだ)鏡は何処にある!」と驚くのは、問ではなく、そもそも、この、場所を問う形は、文法の届かない場所の崩壊(潜伏しないで、あふれ出す場所)に面して、狼狽からの転移発作である。
「(誰もいない部屋を呑み込んだ)鏡は何処にある!」は、場所そして遠近法の崩壊の発覚、鏡と鏡像の中間が迫る覚醒であるが、その中間に迫ってあるいは戦き、あるいは笑ってしまうのは模写発作である。
「西遊記」は「天竺を尋ぬるに茫々として處な」く中間が迫って、絶えず歩いているのに一歩も進まない中間に迫ってあるいは戦慄、あるいは笑ってしまう如くに、孫悟空の乗った金斗雲は釈迦の掌中を突破できないし、突破しても突破しても妖怪変化は気さくにも無尽蔵に湧き出して来るのである。


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