Sunday, April 10, 2022

碧空2227 nautilus778(剛毛の情、躁ぐ毛髪の情)

2227 nautilus778(剛毛の情、躁ぐ毛髪の情)  強情は、危機に面して恐怖から針の如く毛髪が逆立つように、危機に面して発作的に甲冑を鎧うのである。この、針鼠のように身を堅めた防御の姿勢は、裂目に面して戦慄や笑いといった痙攣を以て模写する発作の極が硬直であるように、剛毛の情なのである。  とすれば、笑いさざめくような、木の葉が騒ぐような、硬直して逆立つのではなくざわざわ躁ぐ毛髪のように振る舞う情があるはずだ。  恐れて身を固めるのではなく、恐れて蝶々が舞う如く身を躱すのである。それは、恐れなどないかのようにあざむく擬態である。

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