碧空2251 nautilus802(虚構の暴露)
2251 nautilus802(虚構の暴露)
「判決」(F.Kafka )の、その独白的対話の、その不安な虚構は父と息子と隣人と三重である。それは、雌雄の如く呼び交わす展開である。種の予言は罪の予言となって、罪の予言(後れて来る「私」)は贖罪の予言(後れて来る身体)となって、というようにレプリカの気配を次々と償うようにコピーするのであるし、場所は後れて来る「私」となって、後れて来る「私」は身重な目的となって(隣人になるまであと0秒の、その0の膨張であるような身重な後れて来る身体となって)というようにペルソナを次々と償うようにコピーするのである。後れて来る身体が身重なのは、いつまでも隣人にならないからである。
父が息子に向かって、ぺてるぶるぐニ友人ナドオルモノカ!と判決するのは、父も隣人も虚構が暴露する、その崩壊の不安である。
父が底知れぬ命令を正当に代用して後れて来る「私」となって場所の如く姿を消し、隣人は後れて来る身体の鏡像である。つまり、誰もいない部屋を呑み込んだ鏡が、正当にも、ぺてるぶるぐニ友人ナドオルモノカ!と判決するのである。


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