碧空2264 nautilus815(半鏡像の暗喩)
2264 nautilus815(半鏡像の暗喩)
半鏡像は、個が種を呑み込むようにして種に個が呑み込まれるような暗喩的葛藤である。個が種を映し出す媒体であるのは、種が個となって姿を現わすと同時に種が鏡(媒体)となって潜伏して個を映し出す、というような葛藤(鏡と鏡像の中間)なのである。
鶴女房は、半鏡像の(鏡と鏡像の中間の)暗喩である。鶴女房の、壁に写る影(異類)は、女房を映し出す鏡、しかも女房は、女房となって姿を現わすために姿を消す異類を映し出す媒体である。この、鏡も鏡像も媒体であるような二重性が、metamorphosis である。
鏡と鏡像が解離すると、metamorphosis は気配を消すが、鏡と鏡像が(種と個が(異類と女房が))解離しないmetamorphosis の気配は薄気味悪く迫る。


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