碧空2267 nautilus818(教区の道化師)
2267 nautilus818(教区の道化師)
plotの展開は、問が解となって出現すると同時に潜伏し、その、霊的抽象を償うようにコピーした解が問に反転して・・・というように継ぎ継ぎ跳躍するのであるから、「トリストラム・シャンディの生涯と意見」(Laurence Sterne )のような「媒体を通らなければならない宿命」につきまとわれた観念の屈折、すなわちmetaphorの気配と何か矛盾するのではない。
母がトリストラム・シャンディをどのように身ごもったのか知りたくて1718年3月の第一日曜日と第一月曜日の間をのぞき込むと、教区の牧師Yorickの生涯が見える。愚昧の発覚を恐れて生真面目を隠蓑にするのではなく、恐れなどないかのようにあざむいて笑いさざめくように蝶々が舞う如く身を躱すヨリックは取り消しまくる。この地上から消えた地位、今は廃れているがなおも種の夢が漠として予期していて、時あって隔世遺伝的に世に顔を出す擬態、道化師の記憶を、まるで地位に獅噛みつくように何百年も頑固に、あるいは堅忍不抜に不易だった綴りYorickは、矛盾に震えながら保存している。
火照る陰唇のうずきは、抑え切れないように口唇に転移して多弁になってしまうものだ。それが、あの夜の母にも起こって、時計の捻子を巻き直すのを忘れたのではないか、などというような、憤るようにたかまる身の、その、うずく腰を折るような引き攣った指摘にまでもなって矛盾に震えながら口から飛び出してしまう。


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