Sunday, June 05, 2022

碧空2282 nautilus833(phantomの如き呼び声)

2282 nautilus833(phantomの如き呼び声)  罪は導く力であるが、分岐した本能は衝迫する義務となって、権力は衝迫する権利となって導く。罪はphantom の如き呼び声なのである。  衝迫する魂の場所は、「神の小さな土地」(E.Caldwell)の如く移動する。呼び出されて分岐する魂は身代わりの魂であるが、この偶然の魂に迫ろうとすると、というより、魂の場所に迫ろうとするとタイム・スリップして魂の場所が迫る。この魂の場所は、あふれ出すような地滑りを起こして、偶然の魂を脅かすのである。  つまり、衝迫は、導く技術なのか導かれる技術なのか能所が解離しないで、息衝き余る。偶然の魂を脅かす、何か別にあるかの如く漂う場所が罪と呼ばれるが、この場所の場所の浮上の気配は寂漠、あるいは既視感である。それは、目的の目的の浮上、phantom shipの浮上である。この、何か別にあるかの如く漂う最終状態が世界の終わり(の隠れなさ)であるが、遠近法に覆われて世界の終わりは一気に遠ざかる。  時間は、この、遠ざかる波紋であるから、双極に遠ざかって一気に膨張する同心球の波紋状の断面が、何か別にあるかの如く漂うこの世である。奇妙ニモ、世界の終わりはとっくに始まっているし、起原はいつまでも始まらない。しかも、直線上では双極を隔てるはずの膨張は、断面上では双極の区別をおかし、世界の終わりは起原まであと0秒の、その0の膨張である。

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