碧空2283 nautilus834(phantomにつきまとわれる如く)
2283 nautilus834(phantomにつきまとわれる如く)
湿地に残されたOLD BEN の、その誘うような足跡は、その窪みに水が滲み出て来てたちまち足跡を崩しながらずっと続くようにして、いつの間にか途切れるかと思うと空中から生ずるようにして、まるでそれ自体が後れて辿るというようになおも続く。(「The Bear」W.Faulkner)
誰も最後まで辿ったことのない限りある0と1の間に限りもなく犇めく実数に、やはり誰もどこまでも辿ってはいない自然数が1対1で対応するものだろうか、これは、何か反直観的に響く。いつまでも1にならないことが1であるような、1まであと0秒の、その0の膨張を償うようにコピーして身代わりの数が継ぎ継ぎと増殖するかの如く続くのが自然数であるから、基数は、何か別にあるかの如く漂う虚数(phantom )に途切れることなくつきまとわれている。それが、何か状態である基数の位置、場所である序数である。
果てしもない呪いにつきまとわれる如くである。「地獄におくりたまえ。――家にありとも厩にありとも、庭にありとも野にありとも、街道にありとも小徑にありとも、森の中、水の中、教会の内、いずくにありとも、――生きてありとも死に瀕してありとも、この者を呪いたまえ。「食らうにも飲むにも、飢えたるにも渇きたるにも、断食したるにも眠りたるにも熟睡したるにも、歩みたるにも立ちたるにも、坐したるにも横臥したるにも、働きたるにも休息したるにも、行尿にも送屎にも放血にも、すべてこの者を呪いたまえ。「肉体のありとあらゆる機能ごとに、体の内外を問わず――頭髪においても脳髄においても頭蓋の頂点においても、こめかみも、額も、耳も、眉も、頬も、顎骨も、鼻孔も、門歯も臼歯も、唇も、咽喉も、肩も、手首も、腕も、手も、指も、口も、胸も、心臓も、胃の腑に至るまでも、腎臓も鼠蹊部も、大腿部も生殖器も、臀部も、膝も、脚部も、足も、足の指の爪も、四肢のすべての接合点あるいは関節も呪いたまえ。この者の頭の頂より足の裏に至るまで、神々しく呪いたまえ。」


0 Comments:
Post a Comment
<< Home