碧空2285 nautilus836(何か別にあるかの如く漂うエクトプラズム)
2285 nautilus836(何か別にあるかの如く漂うエクトプラズム)
Tristram Shandy の呪われた生涯と諸見解は、呪われた生涯と諸見解が出す何か別にあるかの如く漂うエクトプラズムを、あるいは呪われた生涯と諸見解それ自体が後れて辿るとでもいうような、その、状態と位置の中間を告白するために黙り込む暗喩である。
呪われた状態と位置の中間が解離、展開したエネルギー状態は、償うように方解して継ぐはずの次のエネルギー状態を孕む(予期する)位置に反転してしまうが、部分が全体を代表する、あるいは全体が部分の振りをして部分と全体の中間に迫る「LITTLE NURSE」(Mentholatum )は、こうした、エクトプラズムに罹って状態が位置に反転、あるいは位置が状態に次元跳躍するエクトプラズム感染のイラストである。それは、「The Life and Opinions of Tristram Shandy,Gentleman」の饒舌に響く展開の、その、夢の如く、あるいは突然襲う記憶の如く、そのエネルギー状態の意味がしかもそのエネルギー状態の形式でもあるような果てしもないmetaphorの気配のイラストでもある。
この、果てしもないmetaphorの気配は、単にmetaphorが蔓延しているということではなく、トリストラム・シャンディの生涯に限らず、生涯というものは、どんな偶然の、逸脱したエピソードさえも何か別にあるかの如く漂うエクトプラズムに感染する、その方解の何処かなのである。
湿地に残されたOLD BEN の、その誘うような足跡は、その窪みに水が滲み出て来てたちまち足跡を崩しながらずっと続くようにして、いつの間にか見失うかと思うと空中から生ずるようにして、まるでそれ自体が後れて辿るというようになおも続く。(「The Bear」W.Faulkner)


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