碧空2299 nautilus850(防衛的発作、恐れのない反攻)
2299 nautilus850(防衛的発作、恐れのない反攻)
顔を両手に埋める、物を抛り上げる、はたと膝を叩く、接吻、同じ一所をぐるぐる回る、右に左に転がる、身を縮める、肩を聳やかす、垂涎、唾を吐きかける、口笛を吹く、といった様々な呪術的比喩的身振りがある。それらは、呪術と比喩と目的の間に起こる儀式、もしくは、その前段階である。
羞恥から身を縮める場合、それが儀式に先立つ発作的前段階では、穴があったら入りたいというような身が縮む思いではなく、一過性であるにしても本当に身が縮むのである。この萎縮からどう回復するかは興味深い。その、身体の伸縮性は一体何なのか。
威嚇から肩を聳やかして大きく見せるのは、恐怖から震え、その極として硬直して総身の毛が針鼠の如く逆立つ防衛的発作の、次の段階の儀式であるが、羞恥から縮こまるのも恐怖から縮こまるのも根は同じ防衛的発作で、次の段階では羞恥や恐怖が反転して反攻する儀式的身振りになるはずだ。身体の伸縮性の正体は、この、防衛的発作と、防衛的発作を償うように反転的にコピーして血潮が漲る、振り上げるような、恐れのない反攻である。


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