碧空2304 nautilus855(幽霊船の如く)
2304 nautilus855(幽霊船の如く)
「The Life and Opinions of Tristram Shandy,Gentleman」L.Sterne )の饒舌な展開は、前進なのか疑わしい。Tristramの饒舌となって姿を現わしたShandyの精神は、次々と暴露するShandyの夢の鼻が顔から顔へ、エピソードからエピソードへ(まるでオドラデクが一体や二体ではなく幾体も!いるかの如く)縦横無尽に暗躍するかに見えて、しかしそれは、一回限り張りついて取りついた顔面から剥がれないペルソナの如くに振る舞って顔やエピソードを範疇に解消できないし、有機的に分業して組織しないし、単に顔やエピソードが(まるでオドラデクが一体や二体ではなく幾体も!いるかの如く)犇めく躁状態に過ぎない。
つまり、その、夢の鼻を封じると同時に封を開ける暗喩が犇めく饒舌は範疇を使いこなせない失語状態も同然で、その今は(幽霊船が前進するのか疑わしいように)前進するのか疑わしいのであるが、幽霊船の如く原始を滅ぼして恐れを知らない反攻なのである。


0 Comments:
Post a Comment
<< Home