碧空2373 nautilus924(死と死体の中間で身代わる、その、底のない動顛)
2373 nautilus924(死と死体の中間で身代わる、その、底のない動顛)
雨に破れかけた街角のポスター、同じ顔同じ視線のポスターが何枚も並んだ地下通路、雪のちらつくショーウィンドーの、こちらを見ている着飾ったマネキンは人形振りのパントマイムではないが、
夜空に聳える大広告の、グラスを片手に持った紳士の顔は韜晦しているが、角氷が揺れて鳴ったし、腕が下がった気配がしたが、
こんなにも隠れないのに、あるいは、こんなにも秘密なのに、世界の終わりの如く、この二つの譲歩が収斂する奇妙な胸騒ぎが、死と死体の中間で身代わる、その、底のない動顛すなわち嫉妬である。


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