Saturday, September 17, 2022

碧空2386 nautilus937(原野を疾駆する人狼)

2386 nautilus937(原野を疾駆する人狼)  人狼、すなわち中世フランスの原野を狼に化けて疾駆する魔法師は「長靴を穿いた猫」の如く祖師と弟子の中間の暴露であるから、種や無意識といった命令が場所となって潜伏しないで覆うのである。つまり、麻酔薬を嗅がされたような意識の喪失である。  麻酔から醒めるように人狼は醒める。人狼から、意識の喪失から醒めるのである。個や症状といった何よりも後れて来る最新の!出来事が回復するように(呪術と比喩と目的の間に)、場所となって潜伏した命令を償うようにコピーして後れて来る「私」が戻って来るのである。しかし、この、擬態の気配を消した回復は零落なのである。つまり、岩の上で一回蜻蛉を切って、あるいは月の光を浴びて原野を疾駆する人狼こそは、真実而上の覚醒なのである。

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