碧空2387 nautilus938(真実而上の覚醒)
2387 nautilus938(真実而上の覚醒)
人狼の目撃は、Jesus Christの目撃のように、目撃したことにならない。種や無意識といった命令が場所となって潜伏しないで覆う、その、場所が話すとでもいうような意識の喪失が目撃に及んで、鏡の前に出たDracula のように、鏡が破裂するからである。
二時間もつづいて炎天下でアフリカ大平原を横ぎった後、土人は静かにタアル語で言った。
「長い間、お尋ねしようと思っていたのです。あなたが独りでこのような草原におられ、そして太陽がかように草むらの上を照らすとき、何ものかが話すように思われたことはありませんか。私が言うのは耳で聞こえるものではなしに、あなたが小さく非常に小さく、他の方が非常に大きくなるように思われるものです」
真実而上の覚醒は、場所が話すとでもいうような、敷浪打ち寄せる浜辺に大国主が出るような鏡の破裂である。


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