碧空2405 nautilus956(夢遊病的にして全能的)
2405 nautilus956(夢遊病的にして全能的)
基督教は、種が個の振りをする交配と虚構の気配を消して受難を忘れていられる日常と、種と個が解離しない受難の暴露との間を、弟子と教祖との関係に変形する。
それは地上と天空の関係に敷衍して、その、個と種の中間に被曝する受難、矮小性に巨人性が貫入する受難は、夢遊病的にして全能的(at once lunatique and omnipotentem)である。
だから、巨人を率いるのは人狼であると伝えられるのであるし、矮小な人々を導くモーゼは人狼を疑うにしても、それは人狼を打ち消すまでに模写する発作なのであって、この宙返りは夢遊病的にして全能的なままなのである。
モーゼがのぞき込む鏡は、破裂する。それはまるで鏡が人狼を疑うというようだ。


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