碧空2410 nautilus961(何か知を共にする遠隔感応)
2410 nautilus961(何か知を共にする遠隔感応)
雨に破れかけた街角のポスター、同じ顔同じ視線のポスターが何枚も並んだ地下通路、雪のちらつくショーウィンドーの、こちらを見ている着飾ったマネキンは人形振りのパントマイムではないが、
夜空に聳える大広告の、グラスを片手に持った紳士の顔は韜晦しているが、角氷が揺れて鳴ったし、腕が下がった気配がしたが、
0.9・・・ は1を映し出し、1の症状となった0.9・・・ を疾しさとなって潜伏した1が映し出す。疾しさが症状を呑み込んで症状になるまであと0秒の、その0の膨張が贖罪であるが、つまり、いつまでも贖罪にならないのであるが、それが何か別にあるかの如き魂の気配である。
この、運命がかったこの世のものの、その偶然の贖罪性は、しかし運命を躱せないし、その被支配は、何か知を共にする遠隔感応である。


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