Tuesday, October 25, 2022

碧空2424 nautilus975(もの凄い淵)

2424 nautilus975(もの凄い淵)  アッシャー家の屋敷の影は、アッシャー家の場所、あるいは人面瘡であるかのように話し出す。  生きながら地下墳墓に葬られたかのように隔離されていた妹は、何分も何日も何年もかけて階段を降りて来るような、上って来るような跫音から、扉も開かないのに忽然と姿を現わして、兄の人格の内側、肉体の内側(と感じられる方)に、まるでタイム・スリップに時間がかかったとでもいうように漸く宿る、まるで生き埋めの苦悶が質量を獲得したとでもいうようにドサッと(タイム・スリップの衝撃のように)宿る。  「地獄から管を通されて」他の誰かのもの凄い声がする、この、雌雄異体の気配の解消が、アッシャー家を丸呑み込みにする幽霊船の、もの凄い淵である。

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