Thursday, November 10, 2022

碧空1440 nautilus391(この世の光11 秘密、後れて来る「私」の恐慌)

1440 nautilus391(この世の光11 秘密、後れて来る「私」の恐慌)  個と種の中間の暴露は受難を忘れていられないのであるが、忘れていられないのは一体誰なのか。  受難を忘れていられるはずの、後れて来る「私」である。この混乱、動顛、あるいは恐慌は、個に種が殺到、なだれ込むのである。死と引き換えに秘密なはずの「私」は死体の如く曝されてしまう。死と引き換えに「私」は受難を忘れていられるが、つまり秘密は受難であるが、死体と引き換えにでは受難は秘密になれない。  後れて来る「私」の恐慌は、受難を忘れていられるはずなのに忘れていられないからであるし、受難が秘密であるはずなのに秘密でないからである。

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