碧空1455 nautilus406(焦燥の速度)
1455 nautilus406(焦燥の速度)
世界の終わりまであと0秒の、その0の膨張に吸い込まれるように秒速5キロメートルで突き進む飛行体を追跡するあこがれは、秘密な(しかし無量が広がるからではなく、余りにも身近過ぎて秘密な)最終目的地を見失っていて、見向きもしないとまではいわぬまでも優しい一瞥をくれて遠去ってしまう。
それは、秒速5キロメートルで最終目的地を後にしてしまうのである。秒速5キロメートルは、焦燥の速度なのである。


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