碧空1530 nautilus481(「私」の覚醒であるような「誰かがいる!」ような奇妙な事態)
1530 nautilus481(「私」の覚醒であるような「誰かがいる!」ような奇妙な事態)
「私」は「私」と「私」が孕む媒体性が解離する擬態であるが、この「私」は突如として覚醒する。擬態としての「私」は、「私」の孕む矛盾を眠り込ませているのである。その覚醒は、「私」が孕む矛盾が剥き出しになるのであるから、「私」の覚醒なのだろうか。究極のELPIS は、一体誰に未来があるかのようなのか。
斬首される瞬間の興奮のように「私」が誰でもなくなるのは、幼児がカーテンの陰に身を潜めてカーテンになるように、後れて来る「私」がun-copy して潜伏する場所に変態するのである。「私」が誰でもなくなるのに、誰もいないのに、それが「私」の覚醒であるような「誰かがいる!」ような奇妙な事態、それが、まるで未来があるかのようなのだ。
誰もいない部屋を呑み込んだ鏡が、何度ものぞきに戻らないではいないのは、この、まるで未来があるかのような奇妙な事態「誰かがいる!」が誘う、あるいは迫るのである。


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