碧空1541 nautilus492(場所と「私」)
1541 nautilus492(場所と「私」)
後れて来る「私」の、その秘密の姿とは何か。
場所である。告白して他の誰かの事にする告解室や、他の誰かを通して告白して自分の事になる偶然の荒野といった場所であるが、潜伏する限りで場所なのであって、顕在的ではない。
小さく小さく何ものかが話し出すまでに小さくなって廃墟の奥行に分け入る如く、誰でもなくなっていくのに認識されたと感じるのは、この、顕在しない何ものか、従って何かこの世のものではない霊的なものが迫る、場所の場所の浮上である。
場所を占めて顕在する何ものかとは違って、この霊的なものは、この世のものではない矛盾を孕んで宙に浮く。これは、「私」が媒体である矛盾を孕んで宙に浮く如くである。
この、場所と「私」の関係は、打ち消すまでにコピーする変態、あるいはELPIS である。


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