碧空1565 nautilus516(猛威を振るって贖う)
1565 nautilus516(猛威を振るって贖う)
♂と♀の配偶には、個と種の配偶が深々と交差している。♂も♀も母性の媒体あるいは器官の延長であるから、個としては初めてなのに初めから失われているかのようで、♂と♀の遭遇や配偶の興奮は初めから嫉妬や疾しさ、届かなさや残り惜しさに冒されいる。それは、取り返しがつかなくなっているが、贖わないではいない。個と種の配偶の絡みつきが蔓植物の如く獰猛なのである。
私的であることは隠れなさの回避であるが、取り返しのつかなさに冒されてしまう。しかしそれが潜伏しているのは、日常の種の如き一般性が猛威を振るって贖うからである。


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