碧空1573 nautilus524(驚異の記憶が押し寄せ、頭の上を誰かが歩いている!)
1573 nautilus524(驚異の記憶が押し寄せ、頭の上を誰かが歩いている!)
落葉や枯草を踏んでナラの林に小さく小さくなって入っていくとサルノコシカケ!と叫ぶ声がして、眩しそうに見上げると幹が舌を突き出している。猿はいつ来るのだろうか!オサルシナイ地方には猿がいるのだろうか!猿の肉を食った若い侍はだんだん猿の顔になっていったのだ!オサルシナイ地方は膨れ上がって満州に地続いている!といった驚異の記憶が押し寄せるように黄泉返って来たのは、大気が晩秋の濃厚な眠気が覆う如くmetaphorなのであるし、落葉や枯草を踏んで楢の林に小さく小さくなって入っていく頭の上を誰かが歩いている!
猿を尋ねて満州を尋ねてしまう!といった驚異の記憶は、何処か他の誰かに起こっている!というような「私」の危機のmetaphorである。異類を尋ねて場所を尋ねてしまう!その「私」を打ち消すまでにコピーする(種の浮上の)記憶は、un-copy して「私」の危機の大気となって眠気のように覆いかける。


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