碧空1594 nautilus545(二度と再び戻れない!という憤怒)
1594 nautilus545(二度と再び戻れない!という憤怒)
復活やタイム・スリップも「私」が行くのは誰かが行くかのようであるし、誰かが行くのは「私」が行くかのようで二重に、あるいは二度行くかの如く解離しない個と種の関係を模写するのである。
その模写を打ち消すまでにコピーする憧憬が、二度と再び戻れない!という恐怖であるが、この一回性が悪であるのは、奇妙ニモ、良心を打ち消すまでにコピーする憧憬である。
さらには、この一回性が偽であるのは、奇妙ニモ、精神を打ち消すまでにコピーする憧憬である。つまり、悪や偽は良心や精神にあこがれてこの世のものになるのであるが、後れて来る「私」が面食らうのは一回性が悪であるはずだという良心の時制、一回性が偽となって現在するという精神の時制である。二度と再び戻れない!というのは恐怖ではなく、憤怒ではないのか!


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