Tuesday, April 25, 2023

碧空1605 nautilus556(偽ナルキッソス)

1605 nautilus556(偽ナルキッソス)  アルヌー夫人の触れる身の回りのなにもかもに変身するアルヌー夫人は、narcissus (水仙)に変身するNarcissus の、その、Narcissus を打ち消すまでにコピーする(種と個の間の)metamorphosis のmetaphorである。  アルヌー夫人が触れるなにもかもが何も変わっていないのに取り替えられてしまうフレデリックの恋の魔法が、神話的な「私」の危機であるのは、この「私」の目もこっそりのぞき込んでアルヌー夫人に触れて変態してしまうからである。(nautilus554、555)  narcissus に変身してしまうNarcissus の場合、一輪の水仙だけでなく、Narcissus が呼びかけた数だけの水仙となって罪滅ぼしの変身は拡散したはずであり、Jesus とChristの場合も、Christを打ち消すまでにコピーする憧憬はエコーする如く拡散する。その、憧憬の拡散の間に偽クライストが出現するように、narcissus の罪滅ぼしの拡散の間に偽ナルキッソス(Anti-Narcissus)が出現するはずだ。

0 Comments:

Post a Comment

<< Home