碧空1593(二度と戻れない!という恐怖)
1593 nautilus544(二度と戻れない!という恐怖)
発話は二度話されるように、EROSがヴィーナスの姦通に先立つように生まれるのは樹々の幹に葡萄や蛇の如く絡みつき巻きつくバッカスのように二度生まれるのである。
それは個と種が解離しないレプリカの気配であるが、その戦慄を打ち消すまでにコピーする憧憬は、奇妙ニモ、二度と再び戻れない!という恐怖なのである。
二度と再び戻れない!という恐怖のun-copy はレプリカの気配であるから、このun-copy が「野火」(大岡昇平)を、「私が行くために」立ち昇るというような陰謀や追跡の気配にして励起するのである。その野火は誰かが話したのだ!それは二度話されるし、その「私」は誰かが行くのだ!「私」は二度行くのである。それは、二度と再び戻れない!という恐怖である。


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