碧空1616 nautilus567(秘密の独占)
1616 nautilus567(秘密の独占)
嫉妬を通して、のぞき穴は神通である。のぞき穴はタイム・スリップする断崖の如く、タイム・スリップする断崖はのぞき穴の如く、それは秘密の独占なのに失われている。身代わりなのに替えが効かない、触れれば落ちる処女性が再生するのである。
この処女性を限界づけるのは未通ということではなく、本当の持ち主の異常接近に光り出す、その光速である。
光速は程度ではなく、日常ではなく神通であって、幽霊船が主張する今は日常の今とは何かまるで違う秘密の独占なのに失われている。個と種を同じと見なす言葉は、この光速にあこがれているし光速をコピーするが、打ち消すまでにコピーして光速を忘れる。
しかし、秘密の独占でなくなることは、本当の持ち主が異常接近しないのであって、誰も踏み込んでいない処女性は侵されない。個と種を同じと見なす日常は、むしろ、この処女性を淵に沈める如く知らず知らず守護してしまう。財宝を長い歳月に亙って忠実に守護する甲羅を経た怪物の図は、この遠い暗喩である。


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