碧空1620 nautilus571(1848,2.25パリ、Sphinxの如き心臓)
1620 nautilus571(1848,2.25パリ、Sphinxの如き心臓)
悠久と日常の間は、光速と言葉の間で、言葉は光速を打ち消すまでにコピーする憧憬である。
聖アントワーヌの誘惑は、悠久と日常を同じと見なしてSphinxの如く、言葉が満ちる人頭獣身の混合種である。
混合種の魅惑は、個と種を同じと見なす「私」の危機であるが、敷浪打ち寄せる浜辺に上がって来る魚を繰り返し投げ返すようなことであるし、二月革命のただ中に起こったフレデリック(「情操教育」G.Flaubert)の心臓の如く、偶然の一つの心臓となってガリア人の心臓という心臓が脈々と約束の鼓動を打つような殺到の陶酔なのでもある。
1848年2月25日パリの混乱の片隅で起こったのは、この神話的なphenomenon、言葉が満ちる人頭獣身の如き心臓である。


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