碧空1877 nautilus628(まるでもっと平等!)
1877 nautilus628(まるでもっと平等!)
山幸彦と海幸彦は独白的対話となって解離した、互いに余計なものに似ようとするシャムの双子である。「私」の別の解に迫るのであるが交換不能で、一つの解となって解消する葛藤ではない。
密通する「私」やタイム・スリップする「私」の興奮の如く、もう一つの「私」を尋ねて扉が開かれていないのに誰かが入って来る!ような、「私」それ自体を後れて辿るような衝撃である。交換の暴力では償えない究極の差異、しかしそれは、まるでもっと平等!なのである。
つまり、海幸彦が苛立っているのは、交換不能なのに、まるでもっと平等!というような寛容なのである。


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