碧空1950 nautilus701(種の声)
1950 nautilus701(種の声)
後れて来る「私」の鏡像は、後れて来る「私」に変態して潜伏した場所(打ち消された種)であるから、その、個と種の中間は何か疾しさなのである。
アナタガ好キ!と叫ぶECHOが見初める鏡像はナルキッソスであるから、オマエハ誰ダ!という種の声は、初めてなのに「私」は知っている疾しさである。
通りかかるショーウィンドーの人形や街角のポスターが呼び止めるのであれば、それは、種の声がするのである。見知らぬ(しかし約束の)レプリカの気配である。


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