碧空1952 nautilus703(発作じみた「私」、嫉妬じみた発作)
1952 nautilus703(発作じみた「私」、嫉妬じみた発作)
媒体としての器官の延長は媒体性の断面であるから、姦通の如く別の個体になるまで器官を延長する変脱は、まるで種に戻るとでもいうようである。その、種の気配を「私」が孕む葛藤はまるで「私」が疾しいかエラーのようで、種の気配が「私」に属するにしても「私」が種の気配に属するにしても、「私」が♂や♀といった器官の延長に過ぎない発作のようで、その発作はまるで嫉妬じみている。
狐面をかむった密通を知って「私」に般若面が肉づきになるのは、この発作の断面である。折檻しても狐憑きが落ちないのは、発作じみた「私」を発作的に模写した顔面の痙攣(般若面)のエコーである。


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