Sunday, October 01, 2023

碧空1960 nautilus711(コピーミス!して漂う)

1960 nautilus711(コピーミス!して漂う)  「私」でなくなるまでに身代わりして後れて来る「私」になる、あるいは他の誰かになるまでに器官を延長する展開は、そもそも危機、つまり、日常性は危機まであと0秒の、その0の膨張なのであるから、いつでも危機は覚醒、あるいは露頭しかねない。  世界の広がりが異性の気配となって「私」の危機が迫るのが、魔法の時である。一体、天狗は雌雄異体だろうか。その飛行能が団扇以上に一本歯の下駄の苦行を揚力とするように、隠蓑の神通は、そこにいてそこにいない「私」の危機の覚醒であるし、その長鼻には雌雄異体の気配が静かに励起、露頭している。  天狗は、一体の種の如く産卵する女王蟻が器官を延長してコロニーを展開するようではないが、孫悟空が体毛を毟って吹くと猿が群がり出るように尖り嘴の烏天狗を従えて、女王蟻を打ち消すまでにコピーする憧憬であるが、コピーミス!して漂うというような変異である。

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