碧空3002 nautilus1345(生殖の危機)
3002 nautilus1345(生殖の危機)
精神の要請は偽であるのに隠れていたものが顕れる効果に包まれた認識の危機の如く、種の要請は個であるのに個は偽や悪とはいわぬまでも奇、偶然、歪みであるから、正義を装う生殖の危機である。
種は個と個との間に出現しては逃れ去る。種を尋ねる遡上が種をズーム・アップしていくと特異点で蜃気楼になるのである。種の要請は、ずうっと湖底に鎮座していた沈鐘の如くに甲羅を経た命令が、まるで怒りの姿で唐突に祟る、とでもいうようだ。
この、正義を装う生殖の危機は、しかしELPISの、如何わしい姿である。


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