碧空3023 nautilus1366(いったい誰の眠気なのか!)
3023 nautilus1366(いったい誰の眠気なのか!)
林養賢は、解であったはずの、その「金閣寺」炎上あるいは母殺しが、一体何であるのか尋ねる。
それは、自明ではない道を中止する一過性の解放、どの告白も他の誰かのことに過ぎなく、どの決意も母の決意にしかならない焦燥から吃ってしまう発作の一過性の解消ではあっても、それほど(救済までは)遡上していない。
違反も恩赦も医療も何の救済にもならなく、解であるはずなのに気がつけば問に反転して振り返ってしまっている「私」の、その焦燥やふしぎな眠気を「私」は持て余す。いったい誰の眠気なのか!
その問は、街角を曲がり折れようとしたイヌが催眠術にかかっているみたいに振り返る如く、「私」はぞっとする。


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