Saturday, December 16, 2023

碧空3036 nautilus1379(地獄のELPIS)

3036 nautilus1379(地獄のELPIS)  種の夢に、未完と完結の区別はない。  物質となって跳躍しても、解としての物質は問となって反転していて霊的である。霊的なものは実在しようとして偶然の個や悪や偽、物質の如き症状となって姿を消すが宿る!といった焦燥の永久機関のようなもので、自乗すると-1であるような水で甕を満たそうとする地獄のELPIS を暗示している。  宿る!とは、実は場所となって潜伏するのであるが、それは、種の夢が実在しようとして出来事となって姿を消すのである。  今日の(最新の)出来事が、部分が全体を代表するために、2.26事件の如く不吉な雪が降るような、何が起こったのか分らないような、しかし日々の予期された出来事、あるいは日々の思いがけない出来事であっても半ば予期された突発に過ぎないのに、まるで人知れぬ実在が泡立つかのように何か気になるのは、地獄のELPIS に罹っているのである。  同じようにして、種の夢の解であるのに問に反転した物質を尋ねるために器官の延長をどこまでも促し、変換法を工夫して覗かずにはいないのも、種の夢が実在しようとして物質となって姿を消す、その、人知れぬ媒体性を器官の延長で埋め合わせようとする地獄のELPIS である。  同じようにして、「私」が媒体であることの矛盾、焦燥を、他の誰かの秘密が「私」のことになる不気味を、後れて来る「私」の器官の延長で(例えば告解が「私」の秘密を他の誰かのことにするような魔術的転移で)埋め合わせ鎮めようとするのも、地獄のELPIS に罹っているのである。

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