碧空3050 nautilus1393(metamorphosisの途中1)
3050 nautilus1393(metamorphosisの途中1)
キュリー博士の夫は、その日、買い出しに出たままだった。馬車に轢かれて、死亡していたのである。事故現場には、買うはずだった品物のメモが残された。
そのメモが、ポロニウムの青白い放射線を出す。そのメモは、帰らない人が蘇るためにメモとなって姿を消してしまうmetamorphosis 、あるいは、そのメモは、帰らない人を打ち消すまでにコピーしてささやかさや薄さや肌触りまでに粛まった憧憬だからである。それは、単なる物質ではなく媒体、それも二重の媒体、胸を裂かれるようなmetamorphosis の途中なのである。


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