碧空3057 nautilus1400(metamorphosisの途中8)
3057 nautilus1400(metamorphosisの途中8)
青白い放射線を出すmetamorphosis の途中は、死とは何かまるで違う下降、死を打ち消すまでにコピーする遡上、一つになるために半分になる憧憬である。
人が壊れかけるとき、ずっと頑固に眠っていた古い憤怒の如き衝動が、嘴の鉤になった梟の如く見回す周囲に解を探す。この憤怒は興奮であるにしても、動顛というより問の噴出である。押し入れに詰め込まれる肉やバターや缶詰の、空転する(自乗すると-1であるような)獲得と貯蔵は、陸軍礼式挙手を誘う和解に辿り着かないままに、しかもあの、鐘の鳴り渡る長崎の、褐色の写真、死んだ赤ちゃんを帯で背中にくくりつけ、焼却の順番を待つイガグリ頭の少年のように気をつけの姿勢を崩さないで突っ立っているのである。
つまり、人が壊れかけるときも、遡上と憧憬の、その奇妙なELPIS は衰退していない。


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