碧空3060 nautilus1403(臨在)
3060 nautilus1403(臨在)
「The Towering Inferno」にしても「The Poseidon Adventure」にしても「The Day Light 」にしても、Hollywood のパニック映画には、物理的な大変化だけでなく、「駅馬車」や「裏窓」から丸見えのアパートの隣り合わせの人生の如く居合わせた人々を隔てる山岳や壁が音もなく崩れ落ちる寂漠や、部分が全体を代表する提喩的転覆や序列の逆転や失効といった目に見えない劇的変化に満ちていて、なかんずくまるで実在!が迫る。
この異常接近(あるいは位置異常)は、大津波に呑まれて転覆した豪華客船から脱出するために船底へ海水も火の手も受難の乗客も上り詰めていくことになる上下転倒とは何かまるで違って、場所の場所の浮上である。
この、場所の場所の浮上は何か呼び出しを喰らうような気配であるが、まだ沈没し切らない船尾の船底の1インチの鉄板を隔てた外側、着陸しているヘリコプターの緊張した待機の騒音や何か没交渉の青空と入れ替わりに気配を消してしまう。


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