碧空3066 nautilus1409(百年にひとたび姿を現わす都)
3066 nautilus1409(百年にひとたび姿を現わす都)
百年にひとたび姿を現わす都は、過ぎ去っているのに今を主張する幽霊船の如く、実在の野心である「私」の隠喩である。
この、「誰かがいる!」といった薄気味悪く迫る気配や、猛烈な台風の目の嘘のような静けさに漂う船の機関や配管や配線がえたいの知れない生命体に乗っ取られているゴシックの気配は、何かまるで実在!実在まであと0秒の、その0の膨張であるから、実在の野心であるJesus Christも、この、何かまるで実在!に迫る試みなのである。
日々の片隅でふつふつ泡が粒立つような「平均律曲集」や吸い込むように渦巻く「大フーガ」も、実在まであと0秒の、その0の膨張が迫るのであるし、何かまるで実在!に迫るのである。


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